ママ犬エミー号は、2010年7月13日に6匹のかわいい子犬を生みました。ジュリ(純粋な心をもつ女性をイメージして、ジュリエットから繁殖ボランティアさんが命名)が約一年間我が家で過ごした記録です。

2010年12月9日木曜日

盲導犬についての読書

寝ぼけまなこ。
今日は外にあるウサギ小屋の冬支度工事をしました。ジュリはウサギと挨拶したり、ウサギの糞を食べたり(こらっ!)、勝手に庭で遊んだりして、いまは熟睡。そして1時頃、スタッと起きるほどジュリの腹時計は正確。
でも、
今朝はケージに入れていた毛布がずたずたに。破るのはいいんだけど、減っているのが心配です。ジュリのお腹の中から無事に出てきますように。

図書館から盲導犬の本を借りてきました。
ぐんじななえ作「ベルナもほいくえんにいくよ!」
ユーザーである作者の実話をもとに描かれている絵本です。ご夫婦ともに目が不自由な家庭に盲導犬ベルナを迎え、みきたくんが生まれ、ベルナと共に育ってゆくお話です。

盲導犬ユーザーにとって目であるはずの盲導犬が、社会ではまだまだ受け入れられない現実も書かれています。
ある日、信号待ちをしていてベルナ号の様子がおかしい・・・。近くにいた人から、男の人が火のついたタバコをベルナのお腹に押しつけていった、と言われたそうです。ベルナは声もあげず、抵抗もせず、じっと我慢して盲導犬の仕事を続けようとしていたそうです。

他のホームページで、仕事中の盲導犬にマジックで落書きをされたという記事も読みました。そんな心ない人がいなくなるよう祈るばかりです。

もう1冊は、エムナマエ著「はじめましてアリーナ」
成人してから視力を失った著者が、念願の盲導犬と歩き出すまでの訓練の様子が書かれています。
3ヶ月間、訓練所でアリーナと共同生活をして、初めて二人(一人と一匹)きりで最後の歩行テストに臨まれた時の部分です。
「なんだろう、この気持ち。でも、なんだか知ってる、この気持ち。そうだ。これは自由。ずうっと前に、どこかにおきわすれてきた自由という気持ちなんだ。」

視力を失ってからは、常に誰かの肩を借りて歩き、白い杖で周りを確認しながらゆっくりゆっくり手探りで歩かれていたそうです。でも、盲導犬と一緒だと誰の力も借りず、盲導犬に指示を出して、健常人と同じスピードで歩ける。
それが、「自由」なんですね。私は、まだたった1匹のパピーを育てているにすぎないけど、いつかどなたかの役に立つのかもしれない。本を読んでいて、そこに落ちてた息子のパジャマが涙と鼻水でびちゃびちゃになりました。<脱いだパジャマは洗濯機に入れなさい!>

どちらの本もシリーズがあるので、読むつもりです。
図書館で盲導犬関連の本を探してみても、「福祉」に分類されていたり、絵本は題名があいうえお順の絵本の棚、読み物は作者の名前のあいうえお順に並んでいて、あちこちにありました。
コンピュータの検索機能で「盲導犬」で調べてみると、関連の本がかなり見つかったので読むのが楽しみです。盲導犬について勉強してみます。
どれも、犬のくだりになると「喜んで尻尾をふっている」でも「伏せをしている」でも、涙がでてしまう自分がおかしいのですが(*^_^*)。

10 件のコメント:

  1. こんばんは

    最近、カウンターの進みが速くなってきましたね(^o^)丿

    さて、ぐんじさんの本は「ベルナのしっぽ」から何冊か読みましたが、この本はまだ読んでないかもです。
    エムナマエさんという方は初めて知りました!
    どちらも近いうちに読んでみたいとおもいます♪

    個人的に盲導犬ユーザーさんのブログもいくつかブックマークして拝見しています。
    なかでも「バニラとずぅーっと一緒だよ」というというブログを読むと、イール(我家を巣立った盲導犬)とユーザーさんの生活を垣間見るようでほんわかとした気分になってしまう今日このごろです(笑)

    よろしければ検索してご覧になってみてください♪

    ではでは

    返信削除
  2. 毛布が~@0@;;;
    あるPWさんお嬢さんのソックスが片方見つからずきっと犯人はあの子?ってことで獣医院に駆けこんでエコー騒ぎ結局見つかった~(おなか以外で)なんて話し良く聞きますね。小犬のころは特にラブにはよくある事だそうですが出てくるまでは心配ですよね

    返信削除
  3. こんにちは♪
    ジュリちゃん、ずいぶん大きくなりましたね~!
    と、写真で見ても思うって事は、実物は・・・!!!

    私も「ベルナもほいくえんにいくよ!」は読んだことがあります。
    場所は某総合病院小児科の外来でした。
    社会での受け入れがまだまだだったり、犬にひどいことをする人がいたり、いろいろ考えさせられることも多くて・・・。
    健気なベルナの姿についつい涙出ますよね(^^;;

    今、私は点字ボランティアの会に参加していまして(まだまだ勉強中の身でボランティア活動まで至っていませんが)、先日、視覚障害者の会の方々とお食事会がありました。
    2頭の盲導犬も参加してたんですよ~!
    がんばっている姿に出会えて感動しちゃいました(*・・*)
    お食事会では視覚障害を持った方々のいろんなお話を聞くこともできて「見えていると気付けないことがいっぱいあるんだなぁ」と勉強になりました。

    返信削除
  4. ikuzan・ET2010年12月10日 19:37

    はじめまして。
    エミーの相棒、岩谷です。拙いブログにコメントいただきありがとうございます。
    ご家族の愛情に育まれて成長しているジュリとエミーのパピー時代をダブらせ、泣き笑いしながら拝見させていただきました。無駄吠えせず、何でも噛み、噛みするところはエミーそっくりですね(笑)。今後も楽しみにしております。ET

    返信削除
  5. ラブさん
    点字の勉強をされてるんですね。がんばって下さい。
    視聴覚障害の方が犬と暮らすってどういう感じなのかな、と考えます。
    いまジュリは私の目を見つめてアイコンタクトしてますが、そういうのって、どうなるのかな・・・とか、目をつぶって家の中を歩いてみたり・・・とか。
    でも、ユーザーの方と話すのが一番ですよね。

    返信削除
  6. ikuzan・ETさん
    来訪ありがとうございます。
    本当にジュリは可愛くて、お利口さんで、何でも食べちゃうのを除けば100点満点のパピーです。
    P/Wとして育てたエミー号を再び家に迎え、その子の出産に立ち会えるなんて素敵ですよね。元気な赤ちゃんが生まれるのを楽しみに待ってます。今度はママと同じ黒ラブちゃんが出るかしら?

    返信削除
  7. hoyashiさん
    私も初めてのラブラドール研究のため、いろんなブログを読ませてもらってます。バニラちゃんはまだ読んでないので、早速探してみます。
    私がいま気になって追いかけてるのが、ウィットくんです。盲導犬を引退したワンちゃんで、体調が不安定なんですが、新しくウィットのパパになった方がとても親身にお世話をされていて、引退犬の幸せな日々が垣間見られます。

    返信削除
  8. sadakoさん
    今日は、クリスマスツリーの電飾のコードを噛みきられました。それはいいとして、喉の奥から短い電線が数本出てきたので(T_T)、さすがに青くなりました。
    ツリーにぶら下がった飾りは、最初に「ノーよ」と教えたので絶対にいたずらをしません。ツリーから伸びるコードは違うと思ったのでしょうね・・・。
    コンセントから抜いていて良かった。

    返信削除
  9. こんばんは。
    EVTさんのブログに『お姉ちゃん』としてたびたび登場し、エミーとヴィッツに靴下を食べられて肝を冷やした本人です。
    ジュリちゃん、大きくなって~、可愛いですね!
    これからもジュリちゃんの成長を楽しみにしています。

    盲導犬が電車内で落書きされた件悲しいことですね。
    私も、知り合いの方々もブログに記事を載せていました。
    もっと、沢山の人に盲導犬の存在が認知されるようになればと思います。
    ところで、EVTさんからのお願いですが、ブログにジュリちゃんのブログを紹介してもいいでしょうか?(ジュリちゃんの写真掲載も併せて)
    もし、差支えがあれば遠慮なくお断りくださいね(^^)
    では、ブログ楽しみにしています。

    P.S. ずっと拝見しているブログ、イール君のPWさんのコメントを見ました。繋がっているんですね(^^♪
     

    返信削除
  10. ヴィッツ姉さんへ
    訪問ありがとうございます。
    靴下を食べるのはエミーちゃんだけじゃないんですね(^_^;)。これはラブラドールの特性でしょうか。今まで飼った犬は、食べ物しか食べなかったので驚いてます・・・。
    私のブログとつなげて頂けるなんて光栄です。よろしくお願いします。
    hoyashiさんは、始めたばかりの頃から見ていただいてましたが、イール君のPWさんなんですね。イール君で検索してブログ発見しました(^o^)。
    たくさんの先輩パピーウォーカーさんに見守られて嬉しいです。
    励ましもお叱りも、どしどしお願いしますm(_ _)m。あ、でも、お叱りはめげない程度に・・・。

    返信削除