ママ犬エミー号は、2010年7月13日に6匹のかわいい子犬を生みました。ジュリ(純粋な心をもつ女性をイメージして、ジュリエットから繁殖ボランティアさんが命名)が約一年間我が家で過ごした記録です。

2011年1月10日月曜日

寝る犬は育つ

 今日もちらちらと雪模様。
地面に落ちるとすぐに溶けるような雪で、びちゃびちゃです。

雪が降るたびに、末っ子が
「サンタさんが、ごめんねって雪を降らせてくれるのかなぁ?」と言います。
「?」なんでサンタさんが謝るのかと思ったら、クリスマスに願い通りの物がもらえなかったから・・・だそうです(^_^;)

サンタさんも大変だなぁ・・・
だけど、子供にとっては雪がプレゼントになるんですね。
ジュリも雪も雨もへっちゃらです。
お風呂に入って、まだフワフワだから汚れてほしくないんだけどな。


「お父さん、お疲れ様。お布団になって暖めてあげるワン」→

この後、目を覚ましたお父さんはビックリ。せめて、ジュリの顔が目の前にあるとよかったね(^^;)。



私はラブラドールを飼うのは初めてです。
犬と暮らしたのは30年以上ですが、子供の頃は、保健所に持ち込まれた子犬をもらってきたり、捨て犬を拾ってきたりして、いわゆる雑種が家にいました。
大人になって初めてイングリッシュスプリンガースパニエルを飼いました。日本ではあまり見かけませんが、昔の貴族が狩りを楽しんでいる絵画によく似た犬が描かれています。もともと狩猟犬ですから命令に忠実で、スパニエル血統なので超甘えん坊でした。飼い主だけに忠実で、どこへ行っても他に気をとられることなく飼い主を見ているような犬でした。

「雑種は強い」といいますが、純血種はかかりやすい病気や傾向などが統計化されていて、そう思われるのかもしれません。また、人間でも遺伝子が遠い方が優秀な個体が生まれる可能性が高いと言うから、雑種が優れている面も多いかもしれません。
みんながみんな、良識・良心のあるブリーダーばかりなら、病気や骨格不全などの遺伝子は減るはずですが、現実はそうではないようです。

ラブラドールは、英国でも米国でも登録数第一位の人気犬種だそうです。確かに、アウトドアでは思いっきり遊び、部屋では暴れることもなく寝て過ごして、一緒に暮らして楽しいと思います。大型犬ですがめったに吠えないし、ラブラドールは毛も短くて室内で飼うのにも適していると思います。それに、なんと言っても賢いです。とびきり賢いです。
私が感じる「賢さ」というのは、「自分で考える」ということです。命令をこなすのは、大概の動物は出来るけど、ジュリと暮らしていて、命令したとき、一瞬「考える」んです。「はて、この命令をきくべきかしら?」ってな感じで。ほかにも、以前入って「ノー」と言われた部屋のドアが開いていて、のぞき込んでみるけれど「入ってもいいのかな?」と考えます。「やめておこう」と判断したところで「グーッド」と褒めます。ラブラドールはムチと餌だけでは命令をきかないと思います。賢くて力があるから、下手をすると手がつけられなくなる危険性も大いにありますよね。誰にでも飼いやすい犬ではないかもしれません。
なんて、ちょっとかいかぶりかもしれませんが、ジュリと4ヶ月過ごしてみて、そう感じています。うちの子供達にも、ジュリを見習って「考えることの出来る」人になって欲しいなぁ。
必ずではないけれど、犬種特有の性格傾向はあるでしょうから、自分に合った犬を選ぶには外見だけでなく、よく調べて飼いたいものです。福岡では保健所で命を落とす犬・猫の数が、都道府県別で毎年ワースト3に入り、そのほとんどが、飼い主によって持ち込まれたものだそうです。責任をもって命と向き合って欲しいものです。

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