ママ犬エミー号は、2010年7月13日に6匹のかわいい子犬を生みました。ジュリ(純粋な心をもつ女性をイメージして、ジュリエットから繁殖ボランティアさんが命名)が約一年間我が家で過ごした記録です。

2012年12月22日土曜日

メリークリスマス!


ジュリサンタから素敵なプレゼントが届きました。なによりも、サイコーの贈り物です。
ユーザーさんに寄り添い、相変わらずお腹を出してゴロンと寝ている姿にホッとしました。とても可愛がられて、「毎日が楽しい」って思われて、ジュリは本当に幸せ者です。
そんなジュリと過ごせた私達も幸せ者です。

我が家にいたら留守番の時間も多いでしょうが、盲導犬のジュリは散歩も、買い物も、仕事にも、どこにでも一緒に行って、大好きなユーザーさんをずっと見つめていられる。

盲導犬って、歩く時だけ必要な道具では決してなくて、生活そのものなんだと思います。



ペットの愛犬が生きる支えになるように、盲導犬はそれ以上の存在とも言えるのかと。
盲導犬を見て、「可哀想」って思わないで欲しい。

こんなに幸せな犬はいない。

2012年12月10日月曜日

盲導犬デビュー!

今日、協会から連絡がありました。
ジュリがユーザーさんとの訓練を終え、盲導犬としてデビューしたとのことです。

いままで応援くださった皆様の願いが届いて、嬉しい報告ができますことを、心からお礼申し上げます。

エレナが協会に入学した頃に、ジュリは出発したのでしょうね。

ジュリが
「私はもうお家が決まったから、みんなご心配なく!エレナをしっかり応援してあげて欲しいわん。」って言ってるみたいです。

ジュリへ。
心配はしませんよ。これからは、しっかりとユーザーさんに従い、支えとなれるように頑張ってね。あなたなら、大丈夫。ユーザーさんも、その周りの人達も幸せにできる力があると信じています。
犬舎からでたら、またヘソ天になってひっくり返って寝そうね。お腹を冷やさないようにね。いつでも、いつまでも応援してるからね。

2012年9月2日日曜日

ラジオ出演

PWの方が今日のラジオにジュリが出ていたと教えてくださいました。

さっそく、ネットでチェーーーーック!
FMふくおかの「ぶらり糸島」という番組に登場したようです。


http://fmfukuoka.co.jp/itoshima/
こちらのブログにたくさん載っています。

目と口を全開にしてジュリを見つめます。
一緒に見ていた夫と娘が
「足、みじかー!」
失礼ねっ!普段、エレナを見てるから、そう思うのよ。それもチャームポイントなのよ。

ジュリ、がんばってるね。
家族一同、とっても嬉しいよ。また可愛い姿が見られるのを楽しみにしてるからね。

Kさん、教えてくださって、ほんとにほんとにありがとうございました。

2012年7月31日火曜日

見学会にて

九州盲導犬協会では、毎月、見学会を行い、盲導犬やボランティアに興味のある方々に啓蒙活動をしています。

7月の見学会に行った方から嬉しいニュースを聞きました。

この日のデモンストレーションに登場したのは、ジュリだったそうです!
訓練士さんが、ゴーと指示しても、賢い不服従をして判断出来ていたそうです(*^_^*)。
目隠しをした訓練士さんの「ドア」という指示で、すたすたとドアまで歩いたところ。

グッド、グッドと褒められて嬉しそうだったそうです。
見学会のあと、来ていた方々から可愛がられるジュリ↑。
相変わらずの、がっちりした小柄な体型で、優しい雰囲気はそのまま変わらず。
だけど、私が知ってるジュリとは随分と違う感じで、立派に仕事をこなしてるんだなぁと頼もしいような、ちょっぴり寂しいような気持ちがします。

私も会いたいな、と思いますが、PR犬を立派にこなしてる先輩犬でも、PWさんに会うと興奮しちゃうそうだから、ジュリもデモンストレーション出来なくなるのかな?
それだけ、私達PWのことを覚えていてくれてるんだと思えば、寂しさも我慢できるかな。

2012年7月15日日曜日

ジェシカおめでとう!

13日、繁殖ボランティアさんのところへ吉報が入ったそうです。
ジュリと同胞のジェシカが盲導犬になってデビューしたとの嬉しいお知らせです!
(九州盲導犬協会ホームページ・デビューのお知らせ)

同じく兄弟のジョンも福岡で訓練中、台湾へ渡ったエヴァは繁殖犬に、エドは訓練中だそうです。みんな頑張ってね!

2012年7月13日金曜日

ジュリへ

ジュリへ
2歳のお誕生日おめでとう!
まだ訓練中のあなたは、盲導犬協会で2歳のお誕生日を迎えることになったね。
1歳のお誕生日には、家族みんなでお祝いしたね。よく覚えてますよ。うちのコンピュータの壁紙は、その時のあなたと家族の笑顔の写真のままです。

いま、うちにはエレナがいるけど、あなたのことを忘れる日はないし、お誕生日だなぁって考えると涙が止まらないの。
でも、きっとこれから、ジュリの生きていく家が決まったら、そこでもお祝いをしてもらえるし、私達も遠くからだけど、happy birthdayの気持ちを送り続けるから、ジュリはたくさんの人から祝福されて、愛されて過ごすんだよね。

盲導犬候補生として生まれ、私達の家に来てくれたあなたにとても感謝しています。
自分の進む道を決めて、幸せになると信じています。あなたは優しい子だから、誰からも愛されますよ。もちろん、私達家族もあなたがずっとずっと大好きよ。
くれぐれも元気に過ごしてね。我慢しすぎないように、マイペースでのんびりと、ね!


私の宝物を集めた大切な場所に、その写真は飾ってあります。

MY FIRST YEAR
というのは、ジュリが生まれてからの1年間であるのと、私たち家族にとって初めてのパピーウォーカー1年間でもあります。

修了式の集合写真を見直すと、どの家族も、誰かがしっかりと犬を抱きしめて写っていました。大人はニッコリと、子ども達は複雑な顔をして正直に写っています。
犬たちはみな、落ち着いて誇らしげに写っています。
自分の道をわかっているかのように。

2012年4月17日火曜日

TP2評価 <訓練続行>

6ヶ月目の評価が送られてきました。
電車に乗っているようです。
TP1の時よりも自信が表情から伺えます。母のような気持ちでしたが、日が経つほどに「おばあちゃん」みたいな気持ちで、「よう頑張っとるねぇ」と涙ぐむばかり。

「TP2」を行った結果、今後も訓練を続けるように決まりました。

今回は、担当者でない人がアイマスクをして歩行したそうです。
「・・・ジュリは一生懸命に作業する姿勢が感じられましたが、ハンドラーが変わったため、やや緊張し、担当者を目で追う場面もみられました。・・・人が変わっても、自信を持って落ち着いて歩行が出来るように訓練を進めて行きたいと思います。
ジュリは、繁華街など賑やかな場所でも普段と変わらずに歩行が出来ます。」

TP2後、すぐに盲導犬になるわけではないようで、あとは、ジュリが喜んで仕事をしているか、とか、訓練士さんから見て「盲導犬に向いてる」と判断されるか否か・・・。

盲導犬になっても、キャリアチェンジとなっても、ジュリは明るくて、人の心に寄り添う犬なので、ジュリと暮らす人は必ず大好きになってくれると信じます。